
オリックス・九電工『九州全域でメガソーラー発電の共同事業』推進
オリックス株式会社と株式会社九電工は、戦略パートナーとして、九州地区で大規模太陽光発電(メガソーラー)の共同事業を開始する。
第一号案件として、枕崎空港(鹿児島県枕崎市)の跡地に、最大出力8,557kW(8.5MW)規模のメガソーラー発電所を設置する。枕崎空港は、1991年1月に開港した日本初のコミューター空港だ。枕崎市は、空港の管理・運営におけるこれまでの歳出超過累積額や、今後の財政および市民への負担を考慮し、2012年度末で空港を廃止して跡地をメガソーラー事業者に貸し出すことを決定している。
このたび、オリックスと九電工は、事業者として選定され、今後メガソーラー発電所を共同で開発する。また、地域への貢献策として、空港ターミナルビルを活用した発電所の見学スペースや太陽光発電の仕組みを学べる環境学習施設、天文観測所の設置などを計画している。
オリックスと九電工は、今後も、再生可能エネルギーをはじめとしたエネルギー関連事業を積極的に展開するとともに、顧客へ新しい付加価値の提供を目指していく。
【事業計画概要】
●所在地:鹿児島県枕崎市あけぼの町地内
●出力規模(モジュール容量):8,557kW(予定)
●設置面積:約129,000平米
●パネル設置枚数:53,480枚(予定)
●年間予想発電量(初年度販売ベース):986万kWh(予定)
●施工会社:株式会社九電工
●運転開始時期:2014年3月(予定)
【主な地域貢献策の概要】
●太陽光発電所の見学・学習スペースの設置
空港ターミナルビルの一部を改修し、太陽光発電所の仕組みが分かる展示物や環境学習などの研修スペースを設置
●環境学習の実施
小・中学生など向けのエネルギー講座、企業向けの太陽光関連技術セミナーなどを開催
●見学者用送迎車両の提供
太陽光発電所や天文観測所への来訪者用の車両を提供
●空港管理会社の活用
太陽光発電所の管理業務の一部を、空港廃止後も存続する南薩エアポート株式会社(第三セクター/空港管理会社)へ委託
●天文観測所の設置
空港敷地内に天文観測所を設置し、地域住民が集う場所を提供
(記事:SUUMO ジャーナル)