
ごみ処分場にメガソーラー
名古屋市は29日、同市緑区の大清水処分場に、出力1メガ・ワット(1000キロ・ワット)以上のメガソーラー(大規模太陽光発電所)級設備を設置する方針を明らかにした。来年夏頃の稼働を目指している。
この日の11月議会で、岩本崇宏市議(自民)の質問に市側が答えた。大清水処分場は不燃ごみの埋め立て処分場で、敷地面積が約7万2500平方メートル。1996年に埋め立てを終了している。市はこの土地の有効利用を検討していた。
敷地のうち、約1万5000平方メートルに太陽電池パネルを置く。設備はリース方式にし、年内に業者の募集を始める。電力会社に売電することで収入が得られ、リース契約料とほぼ相殺される見通しだという。
市によると、政令市ではほかに、福岡市がメガソーラーを設置する。市は2020年までに、太陽光を含めた自然エネルギーによる発電設備容量を37万キロ・ワット(08年約1・45万キロ・ワット)にするのが目標。
市環境局は「メガソーラーを設置することで、太陽光発電や自然エネルギーの普及啓発を図っていきたい」としている。
(記事:読売新聞)