
太田 :太陽光発電「推進」都市宣言、市議会に提案 新たに2カ所開設 群馬
太田市は「太陽光発電推進のまち おおた」都市宣言を12月定例市議会に提案する。太陽光発電に積極的に取り組む姿勢を全国にアピールし、宣言を機に太陽光発電の普及事業に力を入れる。
市産業環境部によると、新たに2カ所の市営発電所を開設する計画で建設業者の公募に入った。1カ所は市街化地域で遊休地化している農地2・7ヘクタールを借りて1・5メガワットクラスの発電所を来年10月までに設置。また民間物流倉庫の屋根を借りて1メガワットクラスを同7月までに設置する。
今年7月稼働のおおた太陽光発電所と合わせて合計4メガワットの発電所を持つことになるという。設備運営はリース会社と契約し、売電収入からリース料と借地料を差し引いた分を市の収入として毎年計上していくことを見込んでいる。収益は一般住宅の太陽光発電設備設置の補助金として使い、市民への普及を後押しする。
市役所駐車場に、太陽の動きに合わせてパネルが動く追尾式の発電装置も設置。対外的に太陽光発電に前向きな市の姿勢をPRすることを計画している。清水聖義市長は「再生可能エネルギーの中で、市民に負担をかけないで推進できるのが太陽光。市内全戸の屋根に設置するくらいのつもりで推進したい」という。
(記事:毎日新聞)