
IDEC、兵庫・佐用町とメガソーラー事業-発電能力5000kW
IDECと兵庫県佐用町は共同で、同町内にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設、2014年3月から発電事業を始める。発電能力は5000キロワットで、投資額は15億円。発電した全量を電力会社に売電し、収益は両者で折半する。
太陽光パネルを乗せる架台には同町産の木材を使用(写真)。環境関連事業に力を入れるIDECと、木材の有効活用を模索する同町の思惑が一致。舩木俊之社長は「環境に優しいメガソーラーをつくる」と抱負を述べた。
両者は11月30日に締結した基本協定に基づき、13年1月に共同で有限責任事業組合(LLP)を設立する。事業資金は両者で50%ずつ出資。メガソーラーは同町内の約10万平方メートルの残土処分地に建設。2万1000枚の太陽光パネルを設置する。年間発電量は毎時533万キロワット。全量を電力会社に売電し年間2億2200万円の収入を見込む。
(記事:日刊工業新聞)