
太陽光発電 前橋工跡地の発電設備 市議会で予算削除案可決 群馬
前橋市が前橋工業高校跡地(同市岩神町)に設置を目指していた大規模太陽光発電設備について、前橋市議会は10日の12月定例議会で、当初の補正予算案から関連事業費4億8000万円を削除した修正案を賛成多数で可決した。
市は13年10月の稼働を目指し、20年間の施設リース契約を結ぶ事業者の選定を進めていた。計画が白紙になったため選定を中止し、事業を再検討する。
前工跡地については土壌汚染が発覚し、市が検討委員会を設置して活用方法や除染方法などを模索していた。修正案を提出した会派の議員らは「太陽光発電設備を設置すれば20年間土壌汚染が継続する。除染を先送りしてはいけない」と主張した。
(記事:毎日新聞)