電気自動車の開発販売を行うGLM株式会社は、同社が開発販売を行う日本初のEVスポーツカー「トミーカイラZZ」のデジタルハンドメイド化について、大手機械工具メーカーの京都機械工具株式会社（KTC）と事業提携を進めることを発表した。

　2014年7月より出荷が開始された「トミーカイラZZ」は、舞鶴工場での本格的な量産開始に向けて、少量生産ならではのハンドメイドの繊細さと、安心安全な品質水準の向上の両立が課題となっていた。そこで、今回の行提携ではKTCが有するデジタルトルク管理ツール「デジラチェ［メモルク］」を用いた専用のネットワーク環境を構築。これにより、組立工程のオンラインでのデジタル管理が行えるようになり、品質の向上および組立工程の履歴化を可能にした。

　GLMは、京都大学発のベンチャー企業として2010年4月に設立。京都が生んだスポーツカー「トミーカイラZZ」をEV として復活させた。99台の限定生産で、2013年5月より販売予約を開始、第一次募集枠に関しては受付が終了しており、7月より納車が開始されている。

GLM株式会社
http://glm.jp/archives/619