メガソーラーで500世帯分発電…けいはんな学研都市
京都府が府南部の「関西文化学術研究都市」(けいはんな学研都市)で誘致を目指していたメガソーラー(大規模太陽光発電施設)設置事業で、関西電力は6日、精華町の同社所有地で出力2000キロ・ワット(住宅約500世帯分)の発電施設の整備に乗り出す考えを表明した。同社にとっては、府内初の施設で、来年度早期の事業開始を目指す。府も施設を活用して再生可能エネルギーなどに関する教育を推進したい考えだ。
府は今年から、エネルギーの地産地消の新しい都市モデルを実現しようと、学研都市にメガソーラーの整備を計画。専門家や関電京都支店、パネルメーカー・京セラの担当者などでつくる協議会を設け、あり方を議論してきた。府が民有地を借りて事業者を公募するなどの形態を検討したが、候補地を調査した結果、同町精華台にある関電所有地しか適地がないとの結論に至った。
府などはこの日、上京区で3回目の協議会を開催。関電の山元康裕京都支店長が「再生可能エネルギーも大切なものと思っており、前向きに取り組んでいきたい」とメガソーラーを建設する考えを示した。7月に始まった再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を活用する予定で、近く調査、設計に取りかかる。同社にとっては稼働中の堺市、計画中の福井県内の施設に次いで3か所目の整備となる。
府は建設費の助成などは行わない方針だが、石野茂環境・エネルギー局長は「発電施設を活用し、周辺地域の学校などと一緒に省エネや再生可能エネルギーに関する教育を実施していきたい」と話している。
府内では、京都市と民間企業が水垂埋立処分場(伏見区)に建設したメガソーラー(4200キロ・ワット)を7月から順次稼働。京丹波町や城陽市でも民間企業が建設を計画しているといい、整備の動きはさらに広がりそうだ。
(記事:読売新聞)

