EPC事業者

Engineering, Procurement and Construction

【よみ】イーピーシー - じぎょうしゃ

編集日:2014年2月10日

EPC事業者 EPC事業者とは、プラント建設などにおいて、エンジニアリングの設計、資機材調達、 製作、建設工事を含む一連の工程を請け負う事業者のこと。

EPCとは「Engineering, Procurement and Construction」の略で、日本語に訳すと「設計・調達・建設」となります。

規模の大きなプロジェクトになるほど資金調達やリスクマネジメントが重要となってくるため、 プロジェクトを遂行するためにもノウハウを有するEPC事業者の存在は必要不可欠と言えるでしょう。

例として、産業用太陽光発電システムを導入する場合は、導入目的を明確にした後に、太陽光発電設備完成までの事業スケジュールを立案・企画、基本設計、実施設計、 施工のステージに分けて段階的に検討していきます。同時に設置環境の事前調査や、実地での発電量・収支予測、関係機関との協議なども行われます。(Engineering)

次に、構築したシステムの機器や資材を発注することになりますが、大規模なシステムの場合はシステム構成機器の多くが特注品となるため、 品質や納期を考慮した上でベンダーの選定を行わなければなりません。 また、同時にそれらの機器を購入するための資金調達も同時に行われます。(Procurement)

関係機関との協議や資金、機器・資材の調達が完了すれば、あとは施工を行うのみとなります。(Construction)

これらの工程はノウハウを持たない事業主体にとっては非常に複雑なものとなるため、 産業用太陽光発電システムを導入する際は、導入事例を持つEPC事業者に委託することが重要です。


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