インバータ

Inverter

【別称】逆変換装置、逆変換回路

編集日:2014年2月10日

インバータ インバータとは、直流電力を交流電力に逆変換する電源回路、またはその回路を持つ電力変換装置のこと。

インバーターの応用範囲はとても幅広く、分野や用途によってそれぞれ回路は異なり、 一口にインバータといっても大きく"モーター制御・DC-ACインバータ・DC-DCコンバータ・放電ランプ用安定器・その他"の5つに分類できます。

特に、DC-ACインバータとして用いられている代表的な製品に、太陽光発電システムで使用されるパワーコンディショナがあります。

家庭内の電源から流れる電気は全て交流ですが、太陽光パネルによって作られた電気は直流であるため、 発電した電気を家庭内に供給するためには電気を交流に逆変換しなければなりません。 太陽光パネルから電気を受け取り、家庭内に供給する役割を担っているのが、パワーコンディショナなのです。

一般的なモーター制御に用いられるインバータと、太陽光発電システムに用いられるパワーコンディショナの大きな違いは、入力される電力の制御方法にあります。

モーター制御向けインバータが負荷に合わせて出力を調整する仕組みになっている一方で、 パワーコンディショナはパネルから供給される電力の全てを変換する仕組みになっています。

また、パワーコンディショナのインバータ部の前段には、出力を昇圧し電圧を安定化する回路が設けられており、 より多くの電力量を得られるよう通常のインバータよりも変換効率が大幅にアップされていることも大きな特長となっています。


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