ホットスポット

Hot spot

【よみ】-

編集日:2014年3月4日

ホットスポット ホットスポットとは、何らかの原因によって太陽光パネルの内部に抵抗が発生し、 局所的に高温となった部分のこと。

太陽光パネルは、セルとセルを直列で接続することで一定の電圧と電流を得ているため、 セルの一部が長期間濃い影に覆われたり、ハンダ不良などによって電流が流れることのできない場合、 その部分が抵抗となって発熱するとされています。

長期間ホットスポットの存在に気付かずにいると、発電量の大幅な低下や太陽光パネルの故障、 最悪の場合発火や破裂といった事故が起こる可能性があります。 雨で流れ落ちない汚れが付いた場合は、可能な範囲でしっかりと洗い流すことが重要です。

なお、近年では出荷前検査の方法が確立されたこともあり、ホットスポットを見られることは少なくなりました。 最近の製品では、万が一ホットスポットが発生した場合においても、 そのセルを迂回する「バイパスダイオード」と呼ばれるものを太陽光パネルに設けており、 予めリスクを軽減することに成功しています。

ただし、いくつかのセルをバイパスさせた分、太陽光パネルの出力も小さくなっていますので、 発電量の低下が長期化している場合には検査などを受けた方がよいでしょう。


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