保護回路

Protective circuit

【よみ】ほごかいろ

編集日:2014年3月4日

保護回路 保護回路とは、過充電・過放電・過電流を保護する、リチウムイオン二次電池に実装されている回路のこと。

リチウムイオン二次電池は、ニッケル水素電池やニカド電池に代わる高密度・小型・軽量の優れた電池ですが、 高い性能を発揮してくれる反面、いくつかの危険性が含まれています。

そのため、リチウムイオン二次電池を用いる回路では、保護回路を設けることが義務付けられています。 保護回路の内容は、大きく以下の三つ。

  • 過充電時の充電停止
  • 過放電時の放電停止
  • 短絡等の大電流放電の停止

電池はセル一つ単位で管理されており、どれか一本のセルに問題が発生した場合でも、過放電・過充電が行われないようになっています。

安全対策が施されていても、機器によっては異常に熱を持ったり、酷いケースでは発火・破裂したといった報告がなされていますが、 これは推奨されていない方法で使用したことが原因となっているケースが多く、正しい使用方法を守っていれば防げた問題も少なくありません。


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