ピークシフト

Peak shift

【よみ】-

編集日:2014年2月1日

ピークシフト ピークシフトとは、電力消費のピーク時間帯からずらして電気を利用し、集中する電力消費を小さくすること。

一日の電力消費量は時間帯によって大きく変化しますが、起床時間、朝食・昼食・夕食の時間帯、 通勤通学の時間帯などは特に大量の電力が消費されています。

一般的に一日のうちで最も電力消費量が大きくなる時間帯は17時~19時と言われており、 電力会社はこれらピーク時間帯における電力消費を予測しながら、供給量を調整しています。

従来は発電所の発電能力が十分に大きかったため、余裕のある電力供給を行うことが可能でしたが、 福島第一原子力発電所の事故以来、原発の停止が次々に決定し、全国的に電力が足りない状況となりました。 その影響は未だ続いており、この需給問題を緩和するものとして、 省エネルギー機器や再生可能エネルギーの導入拡大が求められています。

それらの機器を導入して実際に運用していくことは、同時にピークシフトに取り組んでいるとも言え、 不必要な電力供給コストの上昇や設備利用率の低下などを防止することにつながります。


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