杭基礎

Pile foundation

【よみ】くいきそ

編集日:2014年2月17日

杭基礎 杭基礎とは、コンクリートではなく、杭を打ち込むことで構造物を支える基礎のこと。

メガソーラーやミドルソーラーといったフィールド設置型太陽光発電システムに用いられる基礎工法には、 大きく分けてコンクリート基礎と杭基礎の二種類が存在します。

どちらを選択するかは設備容量や地質・予算・工期などを考慮して決定されますが、杭基礎は小中規模のシステムに用いられる傾向があります。 主に用いられる杭として鋼管杭やスパイラル杭がありますが、派生型として単管パイプを用いたものもあり、その形態は多岐に渡ります。

杭基礎を用いる最大のメリットは、コンクリート基礎と比較して材料費が安く済むこと、施工性に優れていることでしょう。 杭基礎はコンクリート基礎よりもノウハウが必要となりますが、適切な量を発注し、杭基礎の施行に慣れた業者に依頼することで、 コンクリート基礎よりも大幅に安く、早く仕上げることが可能です。

ただし、地盤の状況によっては、引き抜き強度を確保するためにも杭の本数を増やさなければならないこともあるため、一概に安いというわけではありません。 また、一日に打設できる杭の本数にも限りがあるため、規模が大きくなるのであれば複数台の重機を確保しておく必要があるため、予め注意しましょう。


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