布基礎

types of foundation

【よみ】ぬのきそ

編集日:2014年2月27日

布基礎 布基礎とは、長い連続した基礎のこと。

フィールド設置型の太陽光発電システムを検討する際、太陽光パネルやパワーコンディショナが重要視される一方で、基礎や架台は軽視される傾向にあります。 むしろ、システム設計の際には真っ先にコスト削減の対象となる部分ではないでしょうか。

太陽光発電事業は、固定価格買取制度の期間中(10年~20年)、安定したパフォーマンスを維持することが重要となります。 そのような観点から、パネルを支える架台や基礎は事業の土台でもあると言っても過言ではなく、 今後のランニングコストを大きく左右する重要な要素と言えるでしょう。

例として、傾斜角度20度の太陽光アレイが風速34m/secの強風に耐えるためには、アレイ面積1㎡あたり115kgもの重量が必要と言われています。 コンクリート量を増やす、根入れ深さを稼ぐといった手立てをとれば布基礎でもこの重量を得られますが、 それに伴ってコストも上昇するため、実際に十分な強度を持つ布基礎はあまり多くありません。

近年の異常気象の深刻化などを考慮すると、今後どのような災害が起こるか予測出来ません。 基礎・架台にコストをかけることは、長期間にわたり安定した発電事業を行うためにも重要な手立てと言えます。


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