接続箱

Connection box

【よみ】せつぞくばこ

編集日:2014年2月21日

接続箱 接続箱とは、太陽光パネルからの出力を一つにまとめる配電機器のこと。

太陽光発電システムでは、発電した直流電力をパワーコンディショナで交流電力に変換しますが、 パワーコンディショナの入力回路数には限りがあるため、予め回路数を絞っておかなければなりません。

その際に必要となるのが接続箱です。 接続箱で各ストリングの出力を一つにまとめることにより、パワーコンディショナや直流集電箱に電力を送り出すことができるのです。 太陽光発電システムを設計する際には、太陽光パネルの最大出力電圧が接続箱の最大入力電圧(耐圧)を超えないよう、 最適な接続箱を選ぶことが重要です。

接続箱は、太陽光パネルからの配線を接続する端子や開閉器、サージアブソーバーなどが内蔵されており、 出力を集める役割だけでなく、落雷や何らかのトラブルによって発生した過電流によって パワーコンディショナなどの精密機器がダメージを受けないように、システム回路を保護する役割も担っています。

製品によっては、昇圧回路付きの接続箱や接続箱としての機能を備えたパワーコンディショナもあり、 設置環境やシステム要件によって使い分けられています。


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