スマートグリッド

Smart Grid

【別称】賢い電力網

編集日:2014年2月21日

スマートグリッド スマートグリッドとは、電力系統にITやエレクトロニクスといった先端技術を活用した電力系統のこと。

米国が、グリーン・ニューディール政策の柱として打ち出したことから、世界的に注目を集めることになりました。 これを実現する要素技術として、通信機能を持った電気メーターであるスマートメーターと、 エネルギー利用の監視・機器の制御を行うエネルギーマネジメントシステム(EMS)があります。

スマートメーターは、電力ロスや故障箇所を早期に発見することが可能となり、早急な収益性の向上、電気料金の抑制といった効果が期待できます。 日本国内においても、電力会社10社が本格的な導入に向けて取り組んでいます。

エネルギーマネジメントシステムは、家庭内のエネルギー利用状況を監視し、効率的な電気製品の利用を実現します。 近年普及が進んでいる太陽光発電システムや燃料電池、蓄電池と連携することが可能となっており、 今後は新築住宅などを中心に普及が進むだろうと予測されています。

系統上の電力ロスを大幅に低減し、エネルギー利用効率の向上を図る、抗堪性に優れたインフラを軸に強いコミュニティを構築するものとして、 スマートグリッドに対しての期待は日に日に大きなものになりつつあります。


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