交流とは、大きさと向きが周期的に変化する電流のこと。
身近に使用している電気は、直流と交流の二種類に分類することができます。 乾電池やACアダプターから流れる電気は直流で、常に電圧が一定であるのに対し、 交流は一定の周期で大きさとプラスマイナスが変化する電気となっています。
家庭内を流れる電気は全て100V(200V)の交流ですが、そのままでは電気製品を利用することができません。 多くの電気製品は、電源内部に設けられた回路やACアダプターなどを介して交流を直流に変換し、稼働しています。
変換ロスを削減するためにも、予め直流で送電すれば良いのではないかと考えてしまいますが、現実的に難しいのが事実です。 発電所から需要家の元へ電気を届けるまでには、発電所から変電所、変電所から需要家近隣までに何度も変圧を行わなければならないことから、 電気に汎用性を持たせられる交流が送電に利用されているのです。