モジュール変換効率とは、太陽光パネルが受けた太陽の光エネルギーのうち、 何%を電気エネルギーに変換できるかを示す値のこと。
モジュール1平方メートルあたりにおける、受けた光エネルギー量と発生させた電気エネルギー量の比率とも言えます。
固定価格買取制度の設備認定を受けるためには、結晶シリコン型で13.5%以上、シリコン薄膜系で7%以上、 化合物系で8%以上の変換効率を有する太陽光パネルを用いたシステムであることが条件となりますが、 現在販売されている製品の多くはまずこの数値をクリアしているため、特段気にかける必要はないでしょう。
単に太陽光発電システムを設置する場合は、この変換効率の良し悪しは何にも影響しません。 そのため、ただ闇雲に変換効率の高い太陽光パネルを選択すれば良いというわけではなく、 実際の予算との兼ね合いを考慮しながら、最も採算性が確保できるパネルを選択することが重要です。
ただし、設置面積と日射量が同条件であれば、変換効率の高いパネルの方がより多くの発電量を得られるため、 面積の限られている住宅等への設置では変換効率の高いパネルが選ばれる傾向があります。