メモリー効果

Memory effect

【よみ】メモリー - こうか

編集日:2014年3月6日

メモリー効果 メモリー効果とは、ニッケル水素電池やニカド電池などの二次電池に見られる、容量が減少した様に見える現象のこと。

放電し切らないまま電池を充電する継ぎ足し充電を行うことで発生するとされています。

ニッケル水素電池やニカド電池には、継ぎ足し充電によって起電力(電圧)が著しく低下する特徴があり、 機器が必要とする電圧が得られなくなってしまったために、機器側によって電池残量が無くなったと認識され、 容量が減少したように見えるといった仕組みになっています。

この現象は、単に起電力が一時的に低下しているだけであり、電池自体の放電容量が減少しているわけではありません。 これを解決する方法として、メーカーは電池を放電してから充電すること(リフレッシュ)を推奨しています。

ただし、保護回路のない機器で過放電してしまうと逆に電池に大きなダメージを与えてしまうため、 充電池に対応している製品を用いるか、リフレッシュ機能を備えた充電器を使用して行いましょう。

二次電池の中でも、リチウムイオン電池や鉛蓄電池はメモリー効果がほとんどない電池として知られており、 これらは継ぎ足し充電を避けられないモバイル機器や車のバッテリーなどにおいて用いられています。

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