自然災害補償とは、台風や雪害などを始めとする自然災害や、その他の自然的に発生した事象によって 太陽光発電システムに何らかの被害が及んだ際に、修理や交換にかかる費用を補償するサービスのこと。
太陽光パネルやパワーコンディショナに付与されている出力保証や製品保証とはまた違ったものとなっています。
太陽光発電においては、固定価格買取制度の買取期間である10年または20年にわたって安定的に発電することが重要な要素となりますが、 太陽光発電システムは屋外に設置されるものであることから、自然災害や飛来物に起因する破損や盗難といったリスクをはらんでいます。
それらによって故障などが発生した場合には、修理や交換で予想外のコストが掛かる恐れがあるため、 予めこの自然災害補償に加入しておくことが重要と言えるでしょう。(※任意加入)
自然災害補償では、「火災」「風災」「水災」「雪災」「落雷」といった自然災害に加えて、 保険会社によっては「爆発や破裂」「外部からの物体の飛来・衝突・倒壊」「盗難」といったリスクも担保されています。
現在のところ、製品保証や出力保証とは別途に、自然災害補償を設けている太陽光パネルメーカーも少なくありませんが、 三井住友海上火災保険や東京海上日動火災保険が提供するサービスに加入するケースが一般的になりつつあります。