色素増感型太陽電池

Dye-sensitized solar cell

【よみ】しきそぞうかんがたたいようでんち

編集日:2014年2月21日

色素増感型太陽電池 色素増感型太陽電池とは、光触媒としても知られている酸化チタンのナノ多孔膜を光電極として用いる太陽電池のこと。

湿式太陽電池やグレッツェル電池などとも呼ばれており、シリコンを一切用いていないことが特徴です。 結晶シリコン型太陽電池よりも低コストで生産でき、薄型・軽量化や着色が可能であることから、 外観に自由度を持たせられる次世代の有機系太陽光電池の一つとして注目されています。

その構造は非常にシンプルで、導電性ガラスと色素をまとった酸化チタンナノ粒子多孔膜・電解質で構成されており、 太陽の光エネルギーを受けた色素が電子を放出し、その電子が酸化チタンに移動することで発電するという仕組みになっています。

色素の色を変えることで、電池の性能を有しながらもデザイン性を確保できるということですから、 設置が難しいとされている影の指す場所や壁面などにも、建物の意匠性を損なうことなく設置することが可能です。

現在のところ、寿命や発電能力が低いといった課題の解決に向け、日々研究・開発が行われています。

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