地熱発電

Geothermal power

【よみ】ちねつはつでん

編集日:2014年2月27日

地熱発電 地熱発電とは、地中深くから得られた蒸気で直接タービンを回し、電気を作り出す発電方式。

地球温暖化対策や、化石燃料の枯渇、エネルギーの安定供給・確保が世界的に重要な課題となっている昨今、 エネルギー安全保障の観点からも各国で利用拡大が図られつつある再生可能エネルギーです。

他の再生可能エネルギー設備と異なり、地熱によって生成された水蒸気を用いるため、 天候や季節、昼夜によらず安定した発電量を得られることが特徴です。 資源量も多く、特に日本のような火山国においてはかなりのポテンシャルを秘めていると言えるでしょう。

その一方で、ポイント地点の探査や開発には多大な期間と費用が必要となる他、火山に起因する自然災害などの影響がハードルとなっており、 導入率は他の再生エネルギーよりも低いのが現状です。

日本における地熱発電の規模は、2010年段階でおよそ530MW、全電源の0.2%程度となっていますが、 固定価格買取制度のスタートや再生可能エネルギーの規制緩和が進んだこともあり、各地で調査や計画が進められています。

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