
メガソーラー:南区内尾地区、白紙に
県は28日、南区内尾地区の県有地で予定されているメガソーラー(大規模太陽光発電所)で、内定していた県外の事業者が計画を断念したと明らかにした。県は太陽光発電の電力を効率的に使う「スマートタウン」のモデル事業を検討しているが、事業者側が、スマートタウン構想には技術的な困難があると申し入れ、計画は白紙に戻った。県は改めて構想に協力してくれる事業者を公募する。【井上元宏、小園長治】
県は16年度までに5地区でスマートタウンを整備する目標を掲げており、内尾地区はその一番手。実現すれば中四国で初めての試みだっただけに、県新エネルギー推進室は「非常に残念だ」と説明している。
県によると、昨年4月に、内尾地区の県有地のメガソーラー立地企業を公募し、7月に今回の事業者に内定。出力3000キロワット(一般家庭900世帯分)のメガソーラーを建設する計画だった。
(記事:毎日新聞)