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2012年10月22日
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市有地2万4千平方メートル メガソーラー建設地に 滋賀・野洲市

 野洲市は、同市吉川の市有地約2万4千平方メートルを、大規模太陽光発電所「メガソーラー」の建設用地にあてることを決めた。20年貸与の条件ですでに事業者の公募を終え、近く業者を決定する。メガソーラーは東日本大震災後の昨年5月、嘉田由紀子知事が県内誘致を表明。県内の複数の市町が受け入れの名乗りを上げていた。

 市地域戦略室によると、市有地は県の公共施設を誘致するため、昭和59年から62年にかけて、旧中主町(現野洲市)が取得したが、誘致できず、現在は未利用地になっている。毎年、市が除草作業約150万円を投じ、管理。複数の事業者からメガソーラーを市内に建設したいと提案があったことから、建設用地にあてることを決めた。

 計画では、1平方メートルあたり年間125円で、20年間事業者に貸与。土地の購入代金や事業者が収める固定資産税などで、年間約580万円の財源確保を見込んでいる。

 メガソーラーは、出力千キロワット以上の太陽光発電所で、東日本大震災後、急速に注目を集めるようになった。県内では建設会社「昭建」(本社・大津市)が、今年8月、湖南市内に約1万7千平方メートル規模のメガソーラーの建設計画を発表したが、野洲市の敷地は約7千平方メートル広い。

 野洲市地域戦略室の担当者は「20年という長期の計画。安定した経営能力のある事業者にお願いしたい」と話している。

(記事:産経ニュース)

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