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2012年12月11日
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久米南に太陽光発電整備 県内最大級、13年2月着工

 太陽光発電事業を手掛ける旭電業(岡山市南区西市)とパシフィコ・エナジー(東京都港区)などは11日、岡山県久米南町に出力32メガワット、年間発電量約3500万キロワット時の大規模太陽光発電施設(メガソーラー)を整備すると発表した。造成が中断しているゴルフ場予定地を活用。県新エネルギー推進室によると、稼働すれば県内最大という。

 津山市役所で11日、関係各社の社長らが会見した。計画では約150ヘクタールの予定地(同町羽出木、塩之内、上弓削)に、1期(2メガワット)と2期(30メガワット)に分け整備。太陽光パネル計約11万枚を設ける。

 1期は13年2月に着工、同5月稼働予定。旭電業とコンサルタント会社・環境発電(広島市)、電気工事会社・高田電機工業所(久米南町上神目)の3社が設立する新会社「久米南メガソーラー」が事業主体になる。2期はパシフィコ・エナジーが主体となり、同5月に着工、15年3月の完成を目指す。

 総事業費は約82億円。発電した全量を中国電力に売電する予定。

 予定地では1992年にゴルフ場整備が始まったが、バブル経済崩壊などで94年ごろに工事が中断。今年11月末に旭電業が取得した。

(記事:山陽新聞)

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