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2012年10月2日
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東海大学のソーラーカー、世界最長レースで優勝

 東海大学チームのソーラーカーが、南アフリカ共和国で開催したソーラーカーレース「サソール ソーラー チャレンジ サウス アフリカ 2012」で優勝した。第1回大会から3連覇したことになる。太陽電池とリチウム(Li)イオン2次電池はパナソニック製。2012年9月28日に優勝したことを、パナソニックが10月1日に公表した。

 同レースはFIA(国際自動車連盟)の代替エネルギーカップ・ソーラーカーラリー部門に位置付けられる。南アフリカ共和国のプレトリアをスタートし、同国をほぼ一周する。距離は約5000kmと世界最長、標高差は2000m程度。14チームが参戦した中、東海大学チームは、総走行距離4632kmを71時間13分で走って優勝した。2位との差は18時間42分。

 パナソニックは、2011年に同チームが優勝したオーストラリアでの「ワールド・ソーラー・チャレンジ2011」に引き続いてスポンサーとなり、量産型の住宅太陽光発電システムとして世界最高水準(2012年2月現在、同社調べ)の変換効率があるHIT太陽電池と、Liイオン2次電池を提供し、同チームを支援してきた。HIT太陽電池は結晶とアモルファスの二つを組み合わせた同社独自のハイブリッド構造を採用した太陽電池。HITはHeterojunction with Intrinsic Thin-layerの略で、同社の商標だ。

(記事:日本経済新聞)

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