
ナベル、収納できる太陽光装置-避難時や催事向け
【津】ナベル(三重県伊賀市、永井規夫社長、0595・21・5060)は、コンパクトに収納できる太陽光発電機「可搬式伸縮ソーラーパネル」を11月1日に発売する。3枚の太陽光パネルを横に広げるスライド式で、台にはキャスターが付いており、簡単に移動できる。太陽電池の出力は216ワット、バッテリー容量が115アンぺア時。価格は60万円前後の見込み。地方自治体やイベント会社などに提案し、初年度50台の販売を計画している。
停電時などフル充電で150ワットの電化製品を約10時間連続して使用でき、使用中も太陽光による電力供給が可能。
収納時の大きさは幅797ミリ×高さ1331ミリ×奥行き721ミリメートル、広げた時の大きさは幅1706ミリ×高さ1331ミリ×奥行き721ミリメートル。全体の重さは90キログラム。
同社は工作機械や光学機器などの蛇腹メーカー。太陽光発電機の開発は初めてで、伸縮するアイデアは蛇腹の動きから生まれた。「避難所やイベントなどさまざまな場所での使用を提案していく」(永井社長)という。
(記事:朝日新聞)