
太陽電池の国内出荷8割増 7~9月、四半期で最高
太陽光発電協会(東京・港)が15日発表した2012年7~9月の太陽電池の国内出荷量は前年同期比80%増の62万6900キロワット(発電能力ベース)と四半期として過去最高だった。7月に再生可能エネルギーでつくった電気の全量買い取り制度が始まり、メガソーラー(大規模太陽光発電所)事業への参入が相次いでいることから非住宅用が同6.4倍の17万9900キロワットと伸びた。
非住宅用は12年4~6月期に比べても2.9倍の水準。全量買い取り制度の効果が表れた。住宅用は40%増の44万6300キロワットだった。一般家庭で売電できるのは余った電気だけだが、非常用電源としての需要も依然として強い。
輸入品は3.1倍の20万2600キロワットだった。12年4~9月の太陽電池の国内出荷量は77%増の107万2200キロワットとなった。
(記事:日本経済新聞)