
太陽光で売電参入 アルペン乳業
とやまアルペン乳業(富山市)は、太陽光発電による売電事業に参入する。3日までに 同市内の工場と倉庫の屋根に発電施設を整備し、売電に特化したグループ会社「日本海電 力」(同)を設立した。
乳業の工場と、グループ会社の日本海通商、日本海運輸倉庫(ともに富山市)の屋根そ れぞれ1千~1500平方メートルの一部に、太陽光パネルを216枚ずつ設置。年間発 電量は15万キロワット時、年間売電収入は約600万円を見込む。総投資額は約6千万 円。年内の稼働を目指す。
さらに別の2倉庫にも太陽光パネルの年度内の設置と稼働を目指し、年間発電量は5カ 所合計最大50万キロワット時、最低25万キロワット時となる。
再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を機に参入を決めた。樋口善次社長(とや まアルペン乳業代表取締役会長)は「施設の有効利用で電力需給安定に役立ちたい」と話 した。
(記事:北國新聞)