現況地目

The current land category

【よみ】げんきょうちもく

編集日:2014年2月17日

現況地目 現況地目とは、登記簿上の地目ではなく、現在の使われ方から見た地目のこと。

登記地目が法務局に記載されている登記上の地目であるのに対し、 現況地目は市役所の税務課が固定資産税上の課税のための地目となります。

登記簿上の地目には、宅地や田、畑など21種類がありますが、 全ての土地において登記簿地目と現況地目が一致しているとは限りません。

例として、登記簿上では原野となっていても、敷地内に果樹が生えている場合は現況地目が畑になる可能性があるということです。 そういった場合でも、登記簿上では農地として取り扱われていなければ、原則として農地転用などを行わなくても開発行為を行うことができます。

ただし、現況地目が農地となっている上に、所管の農業委員会の農家台帳に農地として記載されてしまった場合は、 登記簿上は農地でなくとも、農業委員会に農地転用の許可申請や届出を行わなければなりません。

土地活用として太陽光発電事業を行う場合は、想定外のトラブルや事業計画に支障をきたさないためにも、 登記地目と合わせて現況地目も確認しておくことが重要です。


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