充電

Charge

【よみ】じゅうでん

編集日:2014年2月21日

充電 充電とは、コンデンサや電池に電流を流し、電荷を蓄積すること。

電池は、放電を行うにつれて電圧が徐々に降下していき、やがて終止電圧を境に放電を行えなくなります。 一次電池であれば、この段階で既にもう化学反応を起こすことが出来ないため、処分するしかありませんが、 二次電池の場合は外部から負荷を掛けることによって、放電の際とは逆の化学反応が起こり、充電することが可能です。

鉛蓄電池を例にすると、放電によって電解液中の硫酸イオンが正極・負極の双方に移動し、電解液の比重が低下しますが、 外部から負荷を掛けることで、正極・負極の硫酸イオンが電解液中に移動する(充電)ようになっています。

電池の種類によって適切な充電方法は異なります。 例として、古いニカド電池やニッケル水素電池では、メモリー効果の影響もあって放電し切ってから満充電することが望ましいとされていますが、 鉛蓄電池の場合、深い放電は電池そのものにダメージを与える可能性があるため、こまめに充電することが望ましいとされています。

近年のモバイル機器に必ず用いられているリチウムイオン電池については、満充電や過放電の状態にすることはあまり良くなく、 電池残量がある程度少なくなった時点で充電し、容量一杯になる前に止めるという使い方が推奨されています。


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