CO2ペイバックタイムとは、製造から廃棄まで、 エネルギー設備・施設のライフサイクル中に発生する二酸化炭素と同量の二酸化炭素を その設備の稼働によって差引ゼロにするまでの期間を指します。
二酸化炭素ペイバックタイムとも呼び、期間が短いほど環境負荷が少ないと言えるでしょう。
太陽光発電システムや風力発電システムを始めとする再生可能エネルギー設備は、発電の際に二酸化炭素を排出しないため、 発電した分だけ二酸化炭素の排出量を削減したと見なされます。 太陽光パネルのCO2ペイバックタイムには諸説ありますが、産業技術総合研究所の見解では 多結晶シリコン型が2.4年、アモルファスシリコンが1.5年、CIS型が1.4年となっています。
ちなみに、JPEAの「表示に関する業界自主ルール」によると、太陽光パネルのCO2削減効果は 結晶シリコン系で504.5g-CO2/kWh、化合物系で524.0g-CO2/kWhと定義されています。